東都大学野球連盟は来春から1、2部リーグを統合し、リーグ戦の試合方式も変更する可能性が高くなった。先月21日の監督会(高橋昭雄幹事=東洋大監督)ではすでに「統合」で意見をまとめた。10日の理事会(本郷茂理事長=青学大部長)を経て、決定される。

 ただ監督会でも勝ち点制に変わる方式までは決まっておらず、今後は事務局を中心に首都大学リーグの総当たり、勝率制などを参考に検討。白鳥正志事務局長(61)は3日、今後について「監督会で方向性を決めているが、理事会を待たないと。試合方式もこれから」とした。昨春から2部の会場とした神宮第2球場が安全確保を理由に使えず「ホーム&ビジター方式」で各校グラウンドを使ってきた。遠距離移動、観客減、控え選手が同行できない、保険の問題も指摘されていた。

 東都大学リーグは1931年に発足。現在は21大学が所属、1~4部に分かれている。1、2部(計12校)が統合されれば、3、4部(計9校)も統合されそうだ。