もし、こんなサービスがあったら…。アスリートたちの願いが実現した。

 スポーツマッチングサービス「Lifull Scouting」(ライフルスカウティング)だ。

 進学や就職の際、スカウトマンに自分のプレーを見てもらえず、上のレベルでのプレーを断念したプレーヤーは多いのではないか。そんな歯がゆい思いも解消される。

 このサービスの最大の特徴は選手が自らのプレーをチームや企業にアピールできるという点だ。まず選手は自分のプレー情報やプレー動画をスマホやパソコンで登録し、アピールの目的を選ぶ。チームや企業側はその情報を見て、気になる選手が見つかればコンタクトをとることができるのだ。

 現在、詳細な情報を登録できる競技は野球、サッカー、バスケットボールの3競技でテニスとゴルフも近日中に対応予定。詳細な情報を登録できない他のスポーツの選手も多く登録されている状況という。自らのプレーをアピールしたいというニーズは確実に存在していると言えそうだ。

 チーム側に目を移すと、既に利用を予定しているチームには国内外のプロ野球チーム、社会人チームなども含まれているという。ソフトボール部からドラフト指名された大嶋匠捕手(日本ハム)のように、隠れた才能がこのサービスによって発掘されることも十分に考えられる。また戦力外を通告された選手が新天地を探したり、セカンドキャリアへのルートとして利用するケースもあるだろう。

 選手の登録に年齢制限は設けられておらず、小中学生の利用も想定して保護者による登録も設定できるようになっている。選手側の登録料は無料だ(チーム側はサービス内容によって有料)。

 米国では野球などの場合「ショー・ケース」と呼ばれる合同トライアウト(入団テスト)が各地で行われている。このサービスはスマホ(パソコン)版「ショー・ケース」とも言える。「見てもらえさえすれば俺だって…」と考えているプレーヤーは登録してみてはどうだろうか。

◆スポーツマッチングサービス「Lifull Scouting(ライフルスカウティング)」

選手用URL:https://www.lifull-scouting.com/

チーム・企業用URL:https://www.lifull-scouting.com/client/