優勝マジック1のヤクルトは広島に敗れ、01年以来14年ぶりの胴上げはお預けとなった。10月1日阪神戦(神宮)以降に持ち越される。

 ヤクルトが先手を取った。3回、1死から館山昌平投手(34)が安打で出塁。2死一、二塁となったところで山田哲人内野手(23)が適時打を放ち先制した。

 先発した館山は1回2死一、二塁、2回2死満塁とピンチを招きながら、持ち前の粘りで4回まで無失点だった。しかし5回、丸の19号ソロとエルドレッドの18号2ランで逆転を許し、この回でマウンドを降りた。

 ヤクルトは2点を追う7回、広島3番手の大瀬良を捉え、山田がこの日2本目のタイムリーで1点を返した。反撃ムードといきたかったが、直後の8回に広島野間の適時三塁打で再び2点差に広げられ、勝利に届かなかった。