広島丸佳浩外野手(26)は、休日返上でトレーニングを続ける。2年連続全試合出場を果たした今季終了後も、連日マツダスタジアムを訪れる。11日も打撃練習に打ち込み、球場外に打球音が響いた。「僕はセンスがないので。動いておかないと体が痛くなってしまうんです。(泳いでいないと死んでしまうと言われる)マグロのようなものです」。シーズン中から続ける無休トレは、シーズン後もオフも変わらない。

 チームリーダーに指名された今季、打撃不振に陥った。開幕から調子が上向かず、6月7日楽天戦では2年ぶりにスタメン落ち。シーズン自己最多タイの19本塁打を放つも、打率は2割4分9厘に終わった。「課題はいろいろある。秋季キャンプで修正するために、やるべき最重要項目からつぶしていきたい」。来季、輝きを取り戻すため、1日も無駄にはしない。