日本ハム西川遥輝内野手(23)が、1年限りで異例の背番号変更を行うことが7日、分かった。今季から「8」に変更したが、来季から「7」を背負う。一時は内野手に挑戦していたが、外野手専任となることに伴っての措置。糸井(オリックス)ら歴代の名外野手が「7」を背負っていたこともあり、かねて西川が熱望。球団側も応えた。

 勝負の6年目へ向け、大胆にリニューアルする。西川が来季から「7」を背に、再出発をすることになった。入団時は「26」だったが昨季、盗塁王を獲得と躍進。期待値をもあり、今季は金子誠1軍打撃コーチ(40)から「8」を引き継いだが、わずか1年で別れを告げることになった。球団側と、西川の間で既に話し合いを終えて決定。近日中に正式発表となる。例年通り、22日のファンフェスティバル(札幌ドーム)でお披露目となる見込みだ。

 決意表明になる。昨季は盗塁王を獲得するなど躍進。今季は開幕前から不動のリードオフマンに期待されていた。絶対的な主力への成長を見込まれていたが、栗山監督ら首脳陣の想定外の低空飛行。シーズン終盤で2軍降格するなど、昨季を18試合下回る125試合出場にとどまった。打順も中盤戦から、1番から降格し、9番が主になるなど伸び悩みが顕著な1年。内野手と一時的に併用もされたが、来季から外野手へ完全転向することもあっての措置になる。

 あこがれの背番号で出直しを期す。入団時は糸井(オリックス)の「26」で「7」を継承したいとの思いが、かねて強かった。オリックスから大引(ヤクルト)が加入、今季の新戦力の目玉だったハーミッダが退団したことで、ようやくチャンスが巡ってきた。「来季は活躍すること、試合に出ることを大前提にしたい」。意気込みを、さらに強くする発奮材料が「7」になる。