日本ハム栗山英樹監督(54)が、大谷ら若手選手に「出会い系」のススメを説いた。沖縄・国頭での秋季キャンプ最終第3クール2日目の8日、精力的に練習をチェック。来年2月の米アリゾナ州ピオリアでの春季キャンプで、同行予定の期待の主力選手にカルチャーショックを要望。大リーガーと、積極的に関わりを持つことの重要性を訴えた。

 発想は太平洋を越え、16年まで飛んでいた。日本ハムが滞在する2月上旬は、大リーガーは自主トレ中。同じキャンプ地のパドレス、マリナーズの選手と施設で顔を合わす機会も少なからずある。栗山監督は着目した。「いろいろな選手を見て、ヒントをもらってほしいよね。翔平とか…。(マ軍FAの)岩隈とかいてほしいって、思っているんだよね」。

 貴重な実体験がある。自身のヤクルトでの現役時代、同州でのユマ・キャンプ。通算3141安打を放ったトニー・グウィンらトップ選手に偶然、遭遇したことがある。「いろいろ見て、自分で考えたりできた」。ピオリアはレンジャーズのキャンプ地のサプライズが近隣。球団関係者によれば、OBダルビッシュ(レンジャーズ)が表敬訪問する可能性もあるという。野球版の「出会い系」のチャットが、成長促進剤になる。【高山通史】