阪神が13日、高知・安芸キャンプの紅白戦を行い、今季ロッテでプレーしていた白嗟承(ベク・チャスン)投手(35)の入団テストを行った。

 雨が降りしきるなかで先発登板し、長身の191センチからワインドアップで投げ下ろした。1回、2死後に上本から落ちる変化球で空振り三振を奪った。2回は1死二塁から森越に中前適時打を浴びた。予定された2イニングを1失点だった。

 2日間のテストを終えたベクは「ベストコンディションで挑もうと、昨日の練習から調整していました。今日は楽しんで投げることができました。悪天候ではありましたけれども、自分のベストは尽くせたと思います」と振り返ったが、球団は獲得を見送ることを決めた。