日本ハム栗山英樹監督(54)が、来季の主将を公開発表した。24日、札幌市内にある紀伊国屋書店札幌本店で著書「未徹在」発売記念の「栗山監督シーズン終了報告会」に出席し、16年シーズンのキャプテンを大野奨太捕手(28)が務めると発表した。

 「(監督を)4年間やった経験でオーソドックスに、みんながキャプテンと思う人がやるべきだと思った。そう考えた時に、1人しかいなかった。選手会長兼任ですけど、大野奨太にやってもらう」と、今季は国内フリーエージェント(FA)権を取得も権利を行使せず、残留した選手会長にチームのまとめ役を託す思いを明かした。

 宮西から主将の座を引き継ぐ大野も球団を通じて「チームが優勝するため、その一員として何でもやるつもりでしたので、キャプテンという重責でもありがたくお受けしました。選手会長との二役で、これ以上ない重みを感じますが、全身全霊をかけて務めます」と、V奪回を目指す来季へ向けて気持ちを新たにしていた。