日本ハム栗山英樹監督(54)が、自身の新著にV奪回への思いを託した。24日、札幌市内にある紀伊国屋書店札幌本店で「栗山監督シーズン終了報告会」に出席。

 このオフに発売となった「未徹在(みてつざい)」発売記念のトークイベント&サイン会で、集まった約70人のファンの前で軽快なトークを披露。今季を振り返りつつ、本に込めた熱い思いも明かした。 

 栗山監督 それぞれの選手に、こうなってほしいというのを(直接伝える方法とは)違う形で伝えるのも大事かなと思った。本の力を借りて、(購入して読んでくれた)ファンの力も借りて(選手に)伝えたいと思った。この本を通じて、選手にも(考えを)整理してもらいたい。

 著書には、今季の熱い戦いの裏側で栗山監督が感じた監督としてのあり方、チームの進め方などがエピソードも含めて詰まっている。選手へ向けたメッセージ性も含んだ一冊に「来年勝つために、この本がある。しっかり読んでください」と、話していた。