道内の各市町村の応援大使に任命されている日本ハムの選手が25日、各地でイベントを行った。斎藤佑樹投手(27)は近藤健介捕手(22)と、道南のせたな町へ訪問した。

 近藤は、自分自身の存在価値を見つめ直した。「捕手で勝負するという気持ちが強い。そこで持ち味の打撃も生かしていければ」と、来季の青写真を明かした。今季は中盤以降はDHに定着し、リーグ3位の打率3割2分6厘でレギュラーを完全奪取。球界では貴重な「打てる捕手」の資質はあるが、送球面など守備の不安から不本意な1年に終わった。

 来季は中軸クラスの打撃と、捕手との両立が目標。レベルアップし、狙うは打倒ソフトバンクと決めた。「うちには若さと、スピード感がある。ソフトバンクと勝負ができるのは、うちしかいない」。下克上を期す集団をけん引する覚悟。「もっともっと上を見ていく」と力強かった。