米野球データ専門サイト・ファングラフスが25日、ポスティングシステムでメジャー移籍を希望する広島前田健太投手(27)の適正価格をデータで検証する特集を組んだ。前田は今季15勝8敗、防御率2・09、三振率21・3%、四球率5・0%。三振率、四球率、球速がほぼ同じで年齢も近い右投げはジョーダン・ジマーマン(29=ナショナルズFA)とリック・ポーセロ(26=レッドソックス)だと指摘し、両投手の成績から契約金を試算した。

 それによると前田の適正価格は譲渡金2000万ドル(約24億円)、契約金6年8500万ドル(約102億円)。ジマーマンは今季好成績でFAとなっている一方、ポーセロは昨オフにFAで大型複数年契約を結んだが大きく期待外れに終わっており、前田がジマーマン並みの働きをした場合と、ポーセロのようになるリスクがある場合を考慮に入れ、試算している。