オリックスの来季7年目左腕山田修義投手(24)が2つの武器で、16年シーズンの秘密兵器になる。7月末に育成から支配下に再登録され、1軍で2試合に先発。戦績は1敗ながら、福良監督から「面白い」と先発入りを期待される存在になった。

 宮崎でのフェニックス・リーグでは日本ハム武田勝からチェンジアップを教わった。夏場から取得に取り組んできた球種を、一線級の使い手から学び「カウント球にも決め球にもできる」と秋季キャンプで練習に励んだ。21日には第2子の長男が誕生し「キャンプから帰るのを待って生まれてきてくれた。いっそう頑張らなければ」とやる気が増した。

 敦賀気比の後輩、吉田正尚外野手(22=青学大)がドラフト1位で入団する。育成からはいあがった24歳も負けてはいられない。