来年はうなぎを20匹以上食べるぞ。阪神秋山拓巳投手(24)が14日、珍目標を立てた。大阪・泉大津市の障がい者の日中活動支援施設「ワークショップかりん」を訪問。1軍先発前日に「うなぎを食べる」ルーティンを明かし、「来年はローテに入ってたくさん食べたい」と意気込んだ。

 秋山家では愛媛・西条高時代から「精をつける」ために、大会前日にうなぎが食卓に上ってきた。プロ入り後も縁起物として継続し、自ら「阪神百貨店に買いに行くこともある」ほどだ。「米とタンパク質が摂れてエネルギーになりますからね」。今季は9月名古屋での中日戦前夜に宿舎近くの有名店を訪れたが、「夕方に売り切れて」食べられず、翌日1回1/3でKOされたホロ苦い思い出もある。

 「メンタルトレーニングをしているので数字にとらわれるのは…」と具体的な先発目標は控えたが、ローテ定着なら20試合以上は確実で20回以上うなぎを食べることになる。6年間のシーズン最多先発は13年8試合。16年はうなぎ上りでブレークだ。【松井清員】