史上初の売り出し作戦だ。ロッテのドラフト1位、仙台育英・平沢大河内野手(17)のTシャツが15日、完成した。来年1月3日、QVCマリンでの新春初売りで登場。同じ高校生ルーキー、成田、原との“イケメントリオTシャツ”として販売される。高校生の球団グッズがデビュー前の1月に出るのは球団初。山室社長は「3人とも甲子園を沸かせたスター選手。球団の期待の表れです。1年目から活躍してもらい、どんどん(グッズを)展開していけるのが理想」と意図を明かした。

 ファンの注目は、既に高い。今月2日に千葉市内で行われたお披露目会では、400席の定員に対し倍率15倍の6000人から応募があった。平沢は「光栄の一言です。やっぱり、グッズを出していただけるのはうれしいです。お披露目会の時もファンの方の期待、熱気をすごく感じました。期待に応えないといけないと思っています」と感激した様子で話した。この日は、Tシャツだけでなく、プロ仕様のバットも完成。メープル素材の900グラムで、西武栗山モデルだ。「練習頑張ります」と気を引き締めていた。【古川真弥】