目標の開幕1軍へ原点回帰する。中日にドラフト2位で入団した東北福祉大の佐藤優投手(22)が20日、母校古川学園高硬式野球部OB会が宮城・大崎市内で開いた激励会に出席した。年末年始は同校野球部のグラウンドで調整し、来年1月9日の入寮に備える。

 前日19日に東北福祉大の寮を出た。大崎市内の実家に戻ると同時に、高校時代のグラウンドに約3年ぶりに立った。入学時170センチ台後半だった身長は185センチに伸びるなど、現在の187センチ右腕の成長を支えてくれた場所。「思い出が深くて言い切れない」と感慨にふけた。年末以降も走り込み中心で、投球練習は年明けの新人合同自主トレ以降になるが、キャッチボールは継続している。

 激励会には古川学園の後輩たちなど、NO・1になるようにと111人が集まった。「本当に光栄なことだと思っている」。周囲の期待に応えるためにも、地元でプロへのステップを刻む。