ロッテの育成ドラフト1位、四国IL・香川の大木貴将内野手(24)が3日、結婚することを明かした。相手は、横浜市在住の金子亜咲紀(あさき)さん(24)。友人の紹介で知り合い、12年2月7日に交際を始めた。4周年の今年2月7日はキャンプ中のため、1カ月早めて1月7日に婚姻届を提出する。

 昨秋ドラフト後にプロポーズした。「これからは、僕がしっかり稼いで養う責任がある」と誓った。妻帯者となるため入寮しなくても構わないが、「慣れるため1年目は寮に入ります」と、別居婚で覚悟を示した。夫の決意に、亜咲紀さんも応える。横浜でトリマーをしていたが、四国で暮らす大木を支えるため退職。昨年4月からは高松で一緒に生活していた。再び別居となるが「その間に料理のスキルをアップしたいです」と笑顔で話した。

 大木はこの日、QVCマリンの新春初売りイベントに参加。書き初めでは「支配下選手」としたためた。「支配下にならないと始まらない。最短4月までには」と力強かった。50メートル5秒8の俊足。昨季は68試合で43盗塁を記録した。守るものができた。このまま突っ走る。【古川真弥】

 ◆大木貴将(おおき・たかまさ)1991年(平3)11月22日、千葉・君津市生まれ。拓大紅陵3年夏に県準優勝。本職は二塁だが外野も守る。昨季は四国ILで首位打者(打率3割2分7厘)、盗塁王(43盗塁)。174センチ、73キロ。右投げ左打ち。