下投げロケットが加速する。阪神ドラフト5位の青柳晃洋投手(22=帝京大)が23日、本格投球をスタートさせた。鳴尾浜で3度目のブルペン入り。オール直球の30球、最後は初めて捕手を座らせて3球を投げた。

 新人投手最速のペースで調整する変則右腕は「(球筋を)チェックするために座ってもらった。7割くらいはいいボール。ブルペンに入れるときはどんどん入ります」と、急ピッチ宣言。2月上旬の実戦登板を視野に入れる。

 前日のコーチ会議では青柳を含め、ドラフト2位坂本を除く新人5選手の2軍キャンプスタートが決定した。それでも青柳は「正直、悔しいですけど、まだ始まったばかり。初日からアピールしていきたい。途中からでも1軍にいきたい」と前向きだ。

 近日中に変化球を交えた投球も開始する予定。目標地点は1軍がキャンプを張る沖縄・宜野座。誰もがくぎ付けになる「下投げロケット投法」が、2軍キャンプ地の高知・安芸で打ち上げ準備を整える。