阪神ドラフト1位の高山俊外野手(22=明大)が連日のカーブマシン打撃を行った。24日は2分間を4セット。打撃フォームを確認しつつ、広角に打ち分けるテーマを持つ。「マシンでもインコース、アウトコースに自分で合わせられるし、打ち分けを考えながらやっている」と説明した。

 昨年10月に右手有鉤(ゆうこう)骨を骨折し手術した。慎重を期して2月は2軍安芸でキャンプイン。それでも、着実に回復している。「振ろうと思えば100%で振れるんですけど、前から来る球なのでティーとは同じ感覚でうまくいかない。いろいろ試行錯誤しながら」と冷静だった。

 これほど長いブランクは初めてだ。そんな状況でも前を向いてきた。「3カ月打たないことは初めて。最初は落ち込むというか『うわ…』という気持ちだったけど、引っ張っても仕方ない」。筋肉について学び、食生活も見直した。じっくり鍛えて、力を蓄える。