覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで2日夜に現行犯逮捕された元プロ野球選手清原和博容疑者(48=東京都港区)が、覚せい剤の使用についても認めていることが3日、警視庁への取材で分かった。

 捜査員が2日夜、自宅マンションに踏み込んだ際、手には注射器を持っていたという。家宅捜索では覚せい剤0・1グラムのほか、吸引用のパイプなども押収。清原容疑者は「覚せい剤をやるときに使っていた」と供述しているという。警視庁は、清原容疑者が覚せい剤を常習的に使用していた可能性もあるとみている。

 清原容疑者をめぐる捜査では今後、覚せい剤の入手ルートが焦点となる。すでに所持と使用を認めるなど“完落ち”(完全に自供すること)寸前とみられるだけに、購入先などの情報を供述する可能性もある。同じ経路で薬物を得ていたとされる複数の有名芸能人や著名人らに捜査が波及する可能性を指摘する声も出ている。