打法改造で右翼定位置を奪う。3年目のDeNA関根大気外野手(20)が、打撃フォームのフルモデルチェンジに取り組んでいる。練習休日の10日は、宜野湾市内のジムで最近始めたヨガを約1時間こなし、汗をかいた。

 改良点のひとつはステップで、足幅1足分縮めた。きっかけは1月の自主トレでマリナーズ青木から受けたアドバイスだった。両足を肩幅の広さにして立ちティーを行うと、クルッとスムーズに腰が回転した。青木から「それだよ」と言われ、スタンスとステップ幅を縮めることを決めた。「内角も腰が回るし、打球が低いライナーで行く」と実感している。

 もうひとつは西武森のように、がに股スタイルで低く構えていたが、自然体で立つ構えに変えた。こちらは坪井打撃コーチと話し合った。「低く構えていたときは力が入っていた。この構えなら力まずに振れます」と手応え十分だ。

 効能は疲労度にも表れた。「リラックスしているから、数多くスイングできるんです」。気付くと700スイング以上こなしていることもある。今はまず振り込んで新フォームを体得すること。打力アップで定位置争い“最右翼”をアピールする。【矢後洋一】