開幕投手に内定している山口俊投手(28)が今季初実戦登板で順調な仕上がりをアピールした。

 3回を投げ1安打無失点、4奪三振と完璧な内容で滑り出した。

 今季から取り入れた新球のワンシームを効果的に織り交ぜ、相手打線を手玉に取った。ゆったりした投球フォームを維持しつつ、直球の最速も140キロ台中盤まで上がってきた。「ワンシームでファウルを打たせてカウントも取れたし、今のところは使えるかなという手応えはある。まだまだ、調整段階なので、もう1つ、2つ上げていきたい」と話した。