堂々宣言だ。ロッテ涌井秀章投手(29)が17日、熱愛が報じられたモデル押切もえ(36)との真剣交際を認めた。キャンプ地の沖縄・石垣島。球場入りすると、テレビカメラ2台を含む報道陣の前に現れ、すぐに口を開いた。「真剣に交際しています。温かく見守ってもらえればいいと思います」。終始、笑みをたたえていた。

 結婚にも前向きのようだ。「段階を踏めばじゃないですかね。今すぐそういう話はないですが、これから順調にいけばだと思います。(どこにひかれたかは)結婚とかする時でいいんじゃないですか」。キャンプ中も頻繁に連絡を取り合っているという。彼女の存在が「励みになっています」と隠すことなく答えた。

 プライベートを明かしたが、練習でも真剣だった。ブルペンでは、今キャンプ最多102球を投じた。右打者の外角低めをめがけ、ひたすら直球のみ。「感じが良かった。そこ(右打者の外角低め)が一番大事。そこに8割投げられれば、コースも変えて、変化球も投げます」と説明した。

 与えられた場は、やはり開幕投手だ。伊東監督は「第1クールの最後に伝えた。二重の喜びだね」と既に2年連続の大役を伝えたことを明かし、愛弟子を祝福した。今年初実戦は3月頭のオープン戦を予定。涌井本人は「(登板は)ホワイトデーぐらいじゃないですか。ウソですよ」と自らの熱愛をネタにした。キャンプでここまで口を開くこと自体、少なかった。公私に順調なエースは、いつになく冗舌だった。【古川真弥】