昨秋の就任1季目にリーグ優勝を果たした東北福祉大の大塚光二監督(48)が、明日22日に出発の米ロサンゼルス遠征について意気込みを語った。同大学では4年に1度、海外遠征を実施しており、新4年を筆頭に3学年83人が3月2日まで汗を流す。

 「既に仕上がってないと遅い。22日からはガチの生き残り合戦です」。現地では対外試合を行わず、4チームに分けて毎日の紅白戦で選手を見極める。「何か1個光るものがあれば。ストロングポイントをしっかり把握して欲しい。例えば元気が人一倍あるだけでもいい」。帰国後の3月11日からの関西遠征は、絞り込んだ約40人でオープン戦20試合をこなす。「3月に入ったら新1年生も入ってくる。戦える選手を選ぶ。うまい下手は関係ない」と熱く語った。

 昨秋の明治神宮大会では初戦で立命大の桜井(現巨人)に18三振の完封負けを喫した。当時の新聞は今でも寮に張られている。「やるからには、日本一を狙わないと。あそこの舞台にいかないと日本一はない。もう1回全国に、という気持ちで臨んでもらえれば」と選手の奮起に期待していた。