2軍の嘉手納キャンプ中に左膝靱帯(じんたい)を断裂したDeNA山崎憲晴内野手(29)が今季中の復帰が絶望的であることが23日、分かった。

 5日の練習中に負傷し、横浜市内の病院で精密検査を受けていた。患部の腫れが引くのを待ち、今後の治療方針を検討した結果、近日中に神奈川県内の病院で手術を受けることが決定。復帰までに約1年を要する見込みで球団関係者は「だいぶ時間がかかると思う」と説明した。

 山崎憲は昨季は副キャプテンを務めるなど、守備面を中心にチームに貢献した。オフ中はウエートトレーニングを積極的に導入し、肉体改造に着手。打撃でのパワーアップに取り組んだが、無念の負傷離脱となってしまった。また、22日の韓国・SK戦で負傷した育成ドラフト1位網谷圭将捕手(18=千葉英和)は、宜野湾市内の病院で精密検査を受け左手有鉤(ゆうこう)骨の骨折と診断された。近日中に帰京し、手術を受ける見込みで復帰までには約2カ月を要する。