阪神マット・ヘイグ内野手(30)が、2軍降格ピンチの情勢だ。5番三塁で出場したこの日も4打数無安打(1四球)。10日広島戦(甲子園)を発熱による体調不良で欠場した影響もあってか、ここ7試合は24打席で1安打と精彩を欠いている。開幕中日戦の来日初打席で適時打を放つなど好調だった助っ人が、ここへ来て急降下。控えの北條が好調をキープしており、思い切ったリフレッシュも選択肢の1つだ。

 仮にヘイグが降格となれば、ラファエル・ドリス投手(28)が初昇格できるメリットもある。外国人枠の関係で開幕から2軍だが、ウエスタン・リーグで抑えを務めるなど登板7試合で1勝1セーブ、防御率1・59の好成績。1軍はセットアッパーの福原が2試合連続救援に失敗するなど、中継ぎ右腕に弱点が見えるだけに、ドリスの好調ぶりは心強い。ヘイグの復調を待つのか。それとも…。金本監督ら首脳陣の検討課題が増えた。