慶大が1回戦に続く延長戦を制し、明大に1勝1敗1分けとした。ドラフト候補の加藤拓也投手(4年=慶応)が1回戦に続く先発で5安打完封。0-0の延長10回に沓掛祥和内野手(4年=慶応)が決勝の今季3号ソロアーチを放ち、中1日で312球を投げた右腕を援護した。

 1回戦で延長12回を投げ切った加藤拓が、鉄腕ぶりを見せた。毎回のように走者を出したが決定打を許さず完封。延長10回に決勝アーチを放った沓掛には、終盤で本塁打を「お願い」していた。「(沓掛に)打て、と言ったら本当に打ってくれました。今日は低めに投げられた。疲れがないことはないですが、とにかく勝てて良かったです」と勝利に胸をなでおろした。