巨人はエースの快投も引き分けに終わった。菅野が5回に坂本の適時失策で1点を失い、連続イニング無失点が30で止まったが、8回までに自己最多の12三振を奪い、1失点(自責0)にまとめた。

 勝ち投手の権利を得て守護神沢村につないだが、ゴメスにソロ弾を浴びるなど同点に追いつかれて4勝目が消えた。

 延長12回無死では長野が右中間突破の当たりで三塁を狙ったが、アウトになった。高橋監督は沢村に「投げている回数も多いし、抑える時もあれば打たれる時もある。だから何も言うことはない」と冷静に話した。

 長野の走塁にも「必死に勝ちに行く中でやったプレー。だから何も言うことはない。こうして勝ちきれなかったのは、私たちがもう少しやりようがあったと思う」と判断した。