ロッテ涌井秀章投手(29)が、開幕5連勝を飾った。

 7回を投げ無四球で2失点に抑えた。打線が逆転した直後の6回には、この日最速の149キロをマークし3者凡退に切って勝利への流れを呼び込んだ。最後の7回の2死三塁のピンチは、粘る中島に対し11球中変化球は1球だけ。ファウル8球で粘られたが、最後は148キロ内角速球で見逃し三振に仕留めた。最大風速13メートルの中での力投だった。

 「よく打ってくれます。苦しいときもあるけど、乗り越えたら何とかなる。頑張りがいがあります。風はもっと強いのを浴びたこともある。変に意識するとよくない。バッターに集中できました」と好投を振り返った。