巨人の野球賭博事件で、警視庁組織犯罪対策4課は1日、賭博開帳図利ほう助の疑いで元選手笠原将生容疑者(25)を、賭博開帳図利の疑いで胴元役の元飲食店経営者斉藤聡容疑者(38)を送検した。

 斉藤容疑者の送検容疑は2014年3月~15年8月、プロ野球と高校野球の計15試合程度を対象に、笠原容疑者と松本竜也(23)、高木京介(26)の両元選手に野球賭博をさせ、手数料を得た疑い。

 笠原容疑者の送検容疑は14年5月~15年3月、プロ野球10試合程度で、松本、高木の両元選手に賭博のルールを説明して賭け金を集め、斉藤容疑者を手助けした疑い。

 組対4課は斉藤容疑者が得た手数料や賭け金が暴力団に流れていた可能性もあるとみて、賭博の実態解明を進めている。