巨人が1日で首位から陥落した。598日ぶりに1軍で先発した江柄子裕樹投手(29)は、広島野村に2打席連続で適時打を許すなど、5回途中5失点(自責4)でKO。打線も11安打を放ちながらも12残塁で1得点と、効率の悪さが響いた。

 投手野村に打たれた2本の適時打は、右翼前への飛球を懸命に突っ込んで捕球に行った長野が、グラブに当てながらも捕れなかった。

 高橋由伸監督(41)は、長野の守備力の高さを認めるからこそ、「打ち取ったと思うし(内外野の)間に飛んでしまった。打たれたという感じじゃない。長野も、あれぐらいは捕ってあげてほしい」と冷静に指摘した。