東北福祉大は4-0で東北学院大に連勝し、勝ち点4で暫定首位に立った。2-0の5回から救援したプロ注目の最速150キロ右腕・波多野陽介(4年=日本文理)が4回を1安打無失点に抑えて今季初白星。今春、首筋を痛めて出遅れたが、3年ぶりの春優勝をかけた最終節・仙台大戦(22日~)に向けて復活をアピールした。

 最終9回に救援した前日7日の第1戦に続いて今季初連投の波多野が、今季最長の4回を投げ、リーグ通算9勝目を挙げた。この日は最速145キロを交えて5奪三振。先発の1年生右腕・八木彬(八戸学院光星)を救援した波多野は「八木が頑張ってくれたので申し訳ない。でも投げる機会を与えてくれて自信になりました。去年負けているのでリベンジしたい」と昨春の3戦勝負で負け投手になった仙台大への雪辱を誓った。【佐々木雄高】