張本勲氏がコリジョン(衝突)ルールに喝!

 15日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」にバーチャル出演。コリジョンルール適用でアウトの判定がセーフに覆った11日の阪神-巨人戦についてコメントした。

 「喝! 何回も言ったように何でこんな規約を決めたのかねえ。三者三様でね、選手はとまどう、キャッチャーもとまどう、アンパイアも困る、ファンは迫力のないプレーは見たくない」と批判。

 さらに「責任者に聞きたいわ。はっきり激突した時は(走者を)退場とか出場停止にすればいい。アンパイアも判断に困る。来年もやるようなら責任問題になるから。やめた方がいい。絶対やめた方がいい。(14年にルール導入の)アメリカの真似してどうするの。日本は日本流の日本のファンに分かるようなルールを作ってもらわないと」と続けた。

 張本氏は4月3日の同番組でも「こんなルールよく作ったね。私も反対です。ぶつかってね、ケガは付きものよ。だから迫力があってスリルがあるんだけどねえ。意図的にぶつかったらアウトにすればいいのよ。ちょっと難しくなりますよ。このルールは」と新ルールに異議を唱えていた。

 【コリジョンルールとは】

 今季から本塁での危険な衝突を避けるための規定が、公認野球規則に追加。「得点しようとしている走者は最初から捕手に接触しようとして(中略)走路から外れることはできない…」「捕手がボールを持たずに得点しようとしている走者の走路をブロックすることはできない。もし捕手がボールを持たずに走者の走路をブロックしたと審判員が判断した場合、審判員はその走者にセーフを宣告する」などが明記。リプレー映像の使用を、本塁上でのクロスプレーでも適用する。