9回のリプレー検証で判定が覆った。3-3の9回1死一、二塁。広島1番田中の右前打を処理した中日平田からの本塁送球を受けた桂が、走者の安部にタッチ。吉本球審が1度はセーフを宣告したが、谷繁監督がベンチから出て抗議した。審判団が約10分間のリプレー検証を行った結果、当初の判定が覆りアウトとなった。

 橘高責任審判は「(谷繁)監督も出てきましたし(球審の)吉本も疑念があるということで見ましょうと。難しいプレーだった。(時間がかかったのは)際どいプレーだったので、何度も繰り返し見たから。最終的には意見は全員一致した」と説明。谷繁監督は「我々は正しいジャッジをしてほしい。あの場面は(桂)依央利のミットがベースの前にあって(安部の)手がきた」と話した。無失点で切り抜け3番手田島は開幕からの連続無失点試合を23に伸ばした。中日は3-3の延長12回引き分けで2位を守った。