DeNAが“三度目の正直”で新助っ人を獲得した。15日、エリアン・エレラ内野手(31=ドジャース3A)と選手契約を結ぶことで合意したと発表。1年契約で年俸8000万円(推定)。今週中にも来日し、ビザ取得完了後にチームに合流する予定で、池田球団社長は「交流戦の序盤までには」と見解を示した。

 最下位からの反攻へ球団は新外国人の補強に動いてきた。候補をリストアップする中で、マット・マクブライド捕手兼外野手(30=アスレチックス傘下3A)、タイラー・ムーア内野手(29=ブレーブス傘下3A)と本格交渉に乗り出したが、メジャー当落線上の選手に照準を定めていたため、合意に至っていなかった。同球団社長は「絶対に補強すると決めていた。(補強ポイントで)ドンピシャな選手。全体的な期待度も高い」と話した。

 新助っ人のエレラは両打ちの内野手で、二塁が本職。三塁、遊撃に加え、外野も守れる。メジャー通算223試合に出場し、打率2割5分3厘、8本塁打。中距離打者タイプで高田GMは「うまくいけば3番。そうなれば2番に梶谷を置くこともできる」。万能な守備と確実性が高い打撃は、反撃の切り札になり得る。