巨人は新外国人ギャレット・ジョーンズ外野手(34)の攻守にわたるスランプで首位から陥落した。守備は目を覆った。6回無死一、二塁。併殺を狙える一ゴロを二塁へ悪送球し、追加点を与えた。さらにバント処理からの一塁送球で明らかに腕が緩まり、それて失策。今季早くも6失策と一塁手としては厳しい数字だ。

 中日との3連戦で6番に降格し、心機一転を図った打撃もこの日は4打数無安打3三振。「慌ててしまった。打撃が守備に影響? しているとは思わない。まずい守備が出た時に打てなかった」と力なく話した。

 85代目4番として大きな期待をかけられた。7本塁打を放つも、打率2割2分5厘、21打点、特に得点圏打率1割2分2厘は看過できない。高橋監督は「ちょっとミスが出た。考えないといけない」と話した。試合後に左肘手術から復帰したアンダーソンを1軍に合流させ、ギャレットを2軍で出直させることを決めた。大きな決断を下し、巻き返しを図る。