西武菊池雄星投手(24)が4勝目を挙げた。

 最速151キロの直球にスライダー、カーブを効果的に交え、7回を4安打無失点。前夜はともに自主トレを行った後輩の佐藤がプロ初勝利を飾っており、「相手どうこうより、昨日(佐藤)勇が勝っていたので、いい流れでいきたいと思っていた。ここ最近、納得のいくボールが多くなっていましたし、銀さん(炭谷)のリードを信じて投げました」と笑顔をみせた。

 6回1死二、三塁のピンチでは、松井稼を空振り三振、ウィーラーを三ゴロに打ち取りガッツポーズ。効果的だったカーブは、捕手炭谷と話し、1巡目にはほとんど使わず、2巡目から使った。「(カーブは)ピンチの場面でも使えるようになってきた。(直球と)30キロ以上の緩急があるので武器になる感じはあります」とうなずいた。

 自身2連勝となったが、浮かれる様子は一切なく、「序盤で5敗してしまった。今日のような投球を続けていければ、貯金をつくっていけると思う」とさらなる活躍を誓った。