片岡安祐美選手兼任監督(29)が率いる茨城ゴールデンゴールズが健闘した。楽天の育成選手や若手選手主体の「育成チーム」と対戦。最速153キロ右腕の楽天先発入野に6回1安打無失点と抑え込まれたが、投手陣が奮起。7回までわずか2失点と好ゲームを展開した。

 8回に3点を奪われ点差を広げられたが、9回無死から楽天片山から初の長打となる二塁打で出塁。二ゴロの間に三塁へ進塁すると、次打者が死球で9回1死一、三塁となる。ここで選んだのは重盗。一塁走者は二塁で憤死したが、三塁走者が生還して1点をもぎ取った。

 出場はなく、監督に専念した片岡は「相手がプロだからといって、やるからには勝ちたかったですね。悔しい。今日はがむしゃらをテーマにしていて、死球でもなんでも塁に出ようとしていた。こうやってプロと同じグラウンドに立って、試合をしたり練習ができたのは大きい。プロの球をファウルにできたというのでも自信になる。本当に良い機会をもらえて、これを7月頭にあるクラブ選手権の予選につなげていきたい」と振り返った。