巨人小林誠司捕手(27)が22日、都内の病院で精密検査を受け、左肩甲骨棘下窩(こっきょくかか)骨折と診断されて出場選手登録を抹消された。チームは全治を明かしていないが、一般的な症例で復帰に約1カ月半はかかり、正捕手の前半戦の出場が絶望的になった。

 16日の楽天戦の3打席目に同部に死球を受けて負傷。翌17日のロッテ戦はスタメン出場したが、18日の同戦以降は欠場していた。今季はレギュラーを務め、打率1割9分7厘ながら、リーグ1位の盗塁阻止率3割7分1厘。68試合中65試合でマスクをかぶっていた。

 小林誠の不在は、ベテラン相川、実松らでカバーする。村田真ヘッドコーチは「おるメンバーでやるしかない」。正捕手を長らく務めてきた阿部は右肩の回復途上にあり、高橋監督は「阿部は行けるんだったら使うし、行けても使わないかもしれない」と慎重だった。