近畿学生が関西学生を圧倒し、12年ぶりの優勝を飾った。

 2点リードを追いつかれた直後の6回、9人攻撃で6点を勝ち越す猛攻。4-2の1死満塁から藤岡涼介外野手(3年=神戸大)が走者一掃の適時二塁打を放ち、勝利を決定づけた。藤岡は「初球にストレートでストライクを取られ、速いな! と感じて変化球狙いに切り替えました。普段から変化球の方が得意なので」と笑顔を見せた。

 先発の神戸大・岡畑翔(3年=天王寺)は5回まで2失点(自責1)と好投し、抜てきに応えた。天王寺(大阪)2年夏までは遊撃手で、秋から投手に転向。野球経験で初めての投球に取り組んできた。今春リーグ戦は1勝だったが「先発に起用してくださった酒井監督の期待に応えたかった」と試合を作った。

 今月の全日本大学選手権で奈良学園大が関西勢最高の4強の結果を残し、さらに今大会で優勝。リーグにとってうれしい結果が続いた。