西武が痛恨の失策から逆転負けを喫した。3点差に詰め寄られた7回2死二塁で、岸孝之投手(31)が中島の平凡な投ゴロを一塁へまさかの悪送球。そこから四球も絡んで連続適時打を許し、この回一挙5点を失い敗れた。

 3年ぶりの8失点(自責2)で4敗目となった右腕は「本当に申し訳ない。粘って投げるしかないと思っていた中で、あれ(悪送球)が結果的に全部決めてしまったようなもの。自分にあり得なくて…。自分に腹が立って、申し訳ない気持ちでいっぱいです」と、悔しさを隠せなかった。

 田辺徳雄監督(50)は険しい表情で「(岸は)調子が悪い中でも中盤まで3失点で抑えてくれていたんだけど。(7回は)何とか踏ん張ってほしかったけど、エラーが絡んで…。そこをしっかりしないと」と嘆いた。