西武のドラフト3位ルーキー、野田昇吾投手(23)がプロ初登板した。

 3点ビハインドの8回に3番手でマウンドに上がり、1イニングを1安打無失点。アウトは全て三振で奪い、「これ以上ないくらい緊張しました。初登板が一番大事だと思っていたので、こういう結果が出せてホッとしてます。プロ野球選手になった実感が湧いてきています」と振り返った。

 1死からレアードに一塁線を破る二塁打を許したが、「腕が振れていたので自分を信じて、力でねじ伏せてやろうと思った」と、代打矢野、市川を連続三振に仕留めた。潮崎ヘッド兼投手コーチは敗戦の中での明るい材料に、「新人らしく、投げっぷりもよかった。制球が甘いところもあったけど、気合勝ち」と評価した。