日本野球機構(NPB)と12球団によるプロ野球実行委員会が4日、東京都内で開かれ、本塁での危険な接触を防ぐため今季から導入されたコリジョン(衝突)ルールの運用基準見直しについて、NPB内の規則委員会で検討を進めることが決まった。

 井原敦事務局長は見直しの時期について「オールスター戦明けが一番いいが、必要なことを一つ一つ進める」と話した。見直しの方向性については一致しているものの、シーズン中の変更に難色を示す意見もあったという。

 コリジョンルールはこれまでに4件の適用があり、判定に異議を唱えNPBに意見書や質問書が提出される事態が相次いだ。現在は守備側の選手が三塁ファウルライン沿いの走路に入れないという基準を厳しく運用しているが、実際に衝突が発生したかを重視する方向で見直しが検討されている。