阪神江越と中谷の若虎が連日の躍動で連敗ストップに貢献した。4月30日以来の3番を任された江越は、2安打2四球の4出塁。初回の先制、3回の中押し、5回のダメ押しにすべて絡んだ。金本監督は「いい四球を選んでヒットも2本。いいつなぎ役をした。陰の役者は江越じゃないですか」とヒーローにたたえた。前日、2カ月半ぶりのマルチ安打を放ってこの日、中軸に抜てき。江越も「しっかり進めることができた。やるべきことができました」と自信を取り戻したようだ。

 また中谷も2回の左中間二塁打など2安打。前日放ったプロ初の4安打から好調をキープした。「昨日打って、今日がダメなら1日だけと思われる。自信はまだまだですけど打てて良かったです」。金本監督は「2人の活躍はうれしかった。若手の活躍に喜び、中軸が打ったことにホッとした1日でした」と久々の笑顔。快勝後にも江越、中谷、高山、北條、梅野の5人がベンチ裏のブルペンに集まり、また素振りで汗を流した。