東京ガスの山岡泰輔投手(20=瀬戸内)が今秋のドラフト上位候補にふさわしい投球を披露した。

 持ち味の切れのある直球とスライダーに、シンカーなど多彩な変化球を交えて3安打、無四球での初完封。

 「真っすぐが走っていたし、狙い球を絞らせなかった。完封は目標なので良かった」と笑みをこぼした。

 昨年は8回途中2失点で初戦敗退。この日は落ち着いたマウンドさばきが光った。1、2回は得点圏に走者を置いたが、狙って三振を奪って難なく切り抜け、調子を上げた。

 20歳のエースは「自分が乗ればチームも乗っていくと思った」と頼もしかった。