広島が巨人にとどめを刺す。今日26日からの3連戦初戦は岐阜が舞台。文字通りの「天下分け目の戦い」に挑む。連勝すれば、最短27日に優勝へのマジックナンバー「38」が点灯する。ただ25年ぶりの点灯を目前にしてもチーム方針は「一戦集中」。ベテラン新井も「興味はない。今までのスタンス通り。とにかく1戦1戦戦っていくだけ」と強調。決戦の地へと入った。

 日米通算200勝を達成した黒田も同様だ。巨人3連戦には同行しないが「全員意識していない。目の前の試合を戦ってきたチーム。変わらない」ときっぱり。浮足立つ様子はまったくない。先発陣に不安は残るが、巨人3連戦はジョンソン、岡田に5月以来の1軍となる福井を投入。中継ぎから先発6番手に回ることが決定的な九里も含め、全員一丸の野球で一気に加速する。【池本泰尚】