打撃好調の日本ハム岡大海外野手(25)が、右太ももの肉離れのため出場選手登録を抹消された。

 3日ロッテ戦の1回に二塁打を放った際の走塁で患部を悪化。その後も出場を続けたが、痛みが継続したため5回に代打が送られていた。

 この日、東京都内の病院で検査を受けて「右大腿(だいたい)四頭筋の肉離れ(2度)」と診断された。福島チーフトレーナーは「(6月下旬に)1軍に上がる以前から張りがあった。やりながらケアはしていた」と説明。今後は約3週間後の実戦復帰を目指して、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷でリハビリを開始する。

 岡は今季、開幕前から故障に泣かされてきた。2月の春季キャンプ中に左膝を痛めて離脱。実戦復帰した3月のオープン戦では走塁中に一塁ベースを踏み損ねて右足首を捻挫。6月下旬に1軍復帰後は快調な打撃で球団新の15連勝に貢献してきたが、2日ロッテ戦では守備中に味方選手と交錯して右眉の内側を裂傷して流血し、途中交代。患部を5針縫ったが大事には至らず、3日も「1番右翼」でスタメン出場して初回から二塁打を放つなど3打席で2安打1四球と全出塁していた。

 ここまで28試合に出場し、打率3割8分9厘、2本塁打、10打点、7盗塁。元気よく攻撃陣を引っぱってきたが、再びチームを離脱することになった。代わりに2年目の浅間大基外野手(20)が昇格した。