西武のドラフト1位、多和田真三郎投手(23)が粘りの投球で、自身初の2連勝で4勝目を挙げた。

 2点リードの2回2死走者なしから、3連打と重盗で2失点。3回にも1点を失ったが、続く4回無死三塁を無失点で切り抜けるなど立て直し、6回を3失点でまとめた。

 最速150キロをマークし、チームの3カード連続勝ち越しに貢献する力投をみせたが、2死無走者から3度安打を許したことを猛省。「2死からランナーを出すことが多く、そこは3人で抑えないといけなかった。その中でも、何とか粘れたのは収穫ですが、野手の皆さんに助けられました」と、打線の援護に感謝した。

 田辺徳雄監督(50)は「序盤の3失点で我慢して、よく投げてくれた」。潮崎ヘッド兼投手コーチも「前回(11日の日本ハム戦で初完封)よりはよろしくなかったけど、いい粘りができた」と評価した。