巨人田口麗斗投手(20)が7回1失点の好投で自身初の10勝目(7敗)をマークした。

 初回2死から2者連続四球を与えるなど制球に苦しみながらも、変化球を低めに集めて的を絞らせなかった。高卒3年目以内での2ケタ勝利はプロ2年目の87年に15勝、3年目の88年に10勝した桑田以来で、左腕に限れば51年の松田清(23勝)以来、65年ぶりだった。

 田口は「今日はブルペンからボールがバラついていて(調子は)良くなかったんですが、野手の方たちが先に点を取ってくれて、守備でも助けてもらいながら、何とか7回まで粘ることができた。10勝して、浮かれているようでは。また、ゼロからと思って、1つでも2つでも貢献できれば」と引き締めた。