ソフトバンクが恵みの雨を生かし、必勝ローテーションを再編した。13日に予定されていた楽天戦は雨によるグラウンドコンディション不良のため中止。この2連戦に武田と和田をぶつけ、そのまま21日からの日本ハム2連戦に起用する予定だった。武田は今日14日にスライドし、和田はオリックス戦に回りダブルエースを分割。日本ハム戦は武田と千賀で挑むことになった。

 和田は前回8日のオリックス戦に中5日で登板した影響で、左肘に軽い疲労があった。中8日となることは大きなプラス。工藤監督は「中止で空くなら仕方がない。武田を1回飛ばすかになるが、(スライドのほうが)スムーズに回る。(間隔が空くほうが)コンディションは良くなる」と話した。ここまでリーグトップ14勝を挙げる和田も「ベストで投げるということ」と、気持ちを切り替えた。

 日本ハム戦の前に組まれたオリックスには、今季の前半戦こそ10勝2敗と圧倒したが、後半戦は2勝8敗。難敵となっている。工藤監督は「日本ハムと2つ残っているし、オリックスにもやられている。いい投手で臨みたい。その後の8連戦も勝負になる。いいコンディションを作るのは大事。トータルで考えたほうがいい」と武田と和田の分離を決断。残り14試合で満遍なく白星を稼ぐ。