今夏の日刊スポーツ高校野球応援団長を務めたタレントの稲村亜美(20)が始球式に登場した。

 割れんばかりの大歓声に包まれて登場。ツーシームが武器の広島黒田と同じく、プレートの一塁側を使ってモーションに入った。振りかぶってダイナミックな投球フォームを披露。高く足を上げると、シュートピッチャー特有のクロスステップで踏み出した。胸を張り、右腕を激しくしならせて投じられたボールは、広島田中のインハイにズドン。注目の球速は102キロだった。目標の球速には及ばなかったが、横浜スタジアムからは大歓声。最後は「野球人」らしく、右手で足場を整備してマウンドを降りた。

 投球後は「毎回始球式をさせていただくときは緊張するので、今日も本当に震えるほど緊張しました。牛角さんのおかげで始球式をさせていただいて本当にうれしいです。ストライクが入らず、球速が102キロということでちょっと悔しかったのですが、横浜DeNAベイスターズのキャッチャー戸柱選手が『めちゃくちゃ早かった』と言ってくれたのがとてもうれしかったです。点数を付けるのであれば(100キロを超えたので)75点。まず次の目標は(自己最速が103キロなので)110キロを目指し、レベルアップしていきたいです」とコメントした。